優秀賞は「子どもの付き添いは私が絶対にしなきゃ、なんてない。」他4作品
連載 LIFULL STORIES×はてな共同「わたしがとらわれていた『しなきゃ』」お題キャンペーン
「LIFULL STORIES」は、2023年2月28日から2023年3月13日まで、はてなブログと共同で「わたしがとらわれていた『しなきゃ』」をテーマにしたお題キャンペーンを実施しました。
期間中、360件を超える投稿が寄せられました。たくさんのご応募ありがとうございます。
LIFULL STORIES編集部による厳正な選考を経て、優秀賞5名が決定いたしました!5作品以外にも共感できる記事がたくさんあり、お見せしないのはもったいないと思いましたので、そちらも併せて、LIFULL STORIES編集部のコメントと共にご紹介いたします。
子どもの付き添いは私が絶対にしなきゃ、なんてない。
byけご (id:moekk)さん
聴覚障害のあるお子さんを育てるけごさん。ろう学校への通学で電車・バス・徒歩を使うため、通学時は必ず付き添わなきゃ、と思って過ごしていましたが、お子様が成長し「1人でバスに乗りたい」「次は1人で電車に乗りたい」とやりたいことに挑戦し始めたことで、けごさんの「しなきゃ」にも変化がやってきます。
―LIFULLより―
けごさんのブログでは、子どもが自分の考えをもって新しいことに挑戦しようという気持ちを、心配ながらも見守ろうと決めた親の気持ちが丁寧に描かれており、子育てをしている方なら誰しも共感できるのではないかと思います。「子どもの『やりたい』が増え、親の『しなきゃ』は少なくなっていく」。このことに、多くの親が気づきを得るのではないかと感じました。
母親らしくしなきゃ、なんてない。
by みくまゆ(id:mikumayutan32)さん
41才の時に不妊治療でお子様を出産した現在43歳のみくまゆさん。他の若くて綺麗でおしゃれなママを見ては落ち込み、母親らしくしなきゃ、年相応じゃなきゃ、と考えていたそう。そんな中、あるイベントを通して気持ちに変化があり「しなきゃ」から解放されていきます。
―LIFULLより―
最後の「私がご機嫌になる」というフレーズに心惹かれました。出産当初の暗く荒んだ状況から、少しずつ気持ちが高揚し明るくなっていく様子が分かりやすく、また、写真からもその喜びが伝わりました。配偶者さんもきっと優しい方なんだろうな、とほほえましく読みました。頑張りすぎちゃって疲れた時にこそ、自分の気持ちを大切にしたいですね。
40代でピンク色の服を着るのはやめなきゃ、なんてない。
by てんてこママ (id:harenohi000)さん
洋服を買いに行ったときに気付いた自分がとらわれていた「しなきゃ。」年相応じゃなきゃ、と本当はピンと来ない年齢に合いそうな色を最初は選んだものの……。日常のふとしたところにも「しなきゃ」は潜んでいるというまさにその事例が描かれています。
―LIFULLより―
てんこママさんの弾む感情が伝わってきて、読んでいて晴れやかな気持ちになりました。自分に正直に好きなものを選んで生きたいという気持ちに気付いたこと、年齢による「しなきゃ」から解き放たれた思いが存分に表現されていて、好感を抱きました。
ひとかど(一人前)の人間じゃなきゃ、なんてない。
by エスメラルダ (id:tokyoesmeralda)さん
いい学校を出て、会社に勤め、結婚し、家をローンで買い、子どもを育て、年を取った親を世話するというひとかど(一人前)の女性像をもちながらも現実では描いた通りにはならず不安や焦燥感、未熟な自分と向き合ってきたエスメラルダさん。理想とは違うが様々な人生のステージを歩みながら、自分の「幸せ」にたどり着く、そこまでの軌跡が描かれています。
―LIFULLより―
エスメラルダさんがとらわれていた理想と現実とのギャップから始まる構成に、この後どうなっていったんだろう、と次を読みたくなりました。たくさんのしなきゃにとらわれ未熟だ未熟だと自分を追い立てていたところから、さまざまな経験を通して自分の物差しを見付け、捉え方がポジティブに変わっていく様子は、きっと読者の参考になると思います。
勉強しなきゃ、なんてない。
by カメさん (id:tn198403s)
勉強「しなきゃ」、大学進学「しなきゃ」と自分を追い込んでいた学生時代のカメさん。嫌ながらも勉強をし続けていたが、授業中の自分が取ったある行動がきっかけで「勉強しなきゃ」から「わかりたい」へ気持ちが変化していく。
―LIFULLより―
勉強への義務感にとらわれていた時の苦悩、勉強の捉え方が変わるきっかけ、その後の流れが丁寧に書かれていました。「しなきゃ」という状況でも、視点や考え方一つでポジティブに向き合えるようになるんだということが伝わってきました。現在、勉強を「しなきゃ」と感じている方に読んでほしい記事だと思います。
受賞者の皆さま、おめでとうございます! 優秀賞の皆様にはAmazonギフト券1万円分と副賞として「しなきゃ、なんてない。」絵本をお贈りします。
※受賞者の皆さまには、お題キャンペーンの運営を行っている株式会社はてなより、別途メールをお送りします。はてなの登録メールアドレスのご確認をお願いします。
キャンペーンに投稿されたすべてのエントリーは、こちらのページからお読みいただけます。
LIFULL STORIES×はてなブログ 特別お題「私がとらわれていた『しなきゃ』」
続いて、惜しくも入賞は逃しましたものの編集部にて共感のコメントが寄せられた記事をご紹介いたします。
LIFULL STORIES編集部
みんなが読んでいる記事
-
2025/08/07暮らしと心のゆとりのつくり方 〜住まい・お金・親の介護のこと〜
独り暮らし・資産形成・親の介護など、人生の転機に必要な住まい選び・不動産投資・介護の知識をわかりやすく解説します。
-
2024/04/04なぜ、私たちは親を否定できないのか。|公認心理師・信田さよ子が語る、世代間連鎖を防ぐ方法
HCC原宿カウンセリングセンターの所長である信田さよ子さんは、DVや虐待の加害者・被害者に向けたグループカウンセリングに長年取り組んできました。なぜ、私たちは家族や親を否定することが難しいのか。また、世代間連鎖が起きる背景や防ぐ方法についても教えていただきました。
-
2023/03/31【後編】子どもの貧困の実態とは? ひとり親世帯と貧困が生む教育格差、原因、貧困支援を解説
「子どもの貧困」について、ここでは下記の5点を解説します。①そもそも「貧困」とは? ②子どもの7人に1人が貧困状態という日本 ③子どもの貧困が生む負の連鎖 ④シングルマザーの貧困率はなぜ高い? ⑤子どもの貧困対策や支援には何がある?
-
2024/09/30ソフトウェアエンジニアリングは複雑だ、なんてない。テクノロジー本部 シニアプリンシパルエンジニア 相原 魁
ソーシャルエンタープライズとして事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLには、業界の常識を変えたい、世の中に新しい仕組みをつくりたい、という高い志をもつ同志たちが集まっています。LIFULLの描く未来の実現や個人が解決したい社会課題への取り組みなど、多様なLIFULLメンバーのこれまでの「挑戦」と「これから実現したい未来」を聞く、シリーズ「LIFULL革進のリーダー」。今回はテクノロジー本部 シニアプリンシパルエンジニアとして活躍する相原 魁に話を聞きます。
-
2021/10/28みんなと同じようにがんばらなきゃ、なんてない。pha
元「日本一有名なニート」として知られる、ブロガー・作家のphaさん。エンジニアやクリエイターたちを集めたシェアハウス「ギークハウスプロジェクト」を立ち上げたり、エッセイから実用書、小説まで多岐にわたるジャンルの本を発表したりと、アクティブでありながらも自由で肩の力が抜けた生き方に、憧れる人も多いはずだ。今回、そんなphaさんに聞いたのは、「がんばる」こととの距離。職場や社会から「がんばる」ことを要求され、ついついそれに過剰に応えようと無理をしてしまう人が多い現代において、phaさんは「がんばりすぎたことがあまりない」と語る。「がんばらない」ことの極意を、phaさんに伺った。
「しなきゃ、なんてない。」をコンセプトに、読んだらちょっと元気になる多様な人の自分らしく生きるヒントやとらわれがちな既成概念にひもづく社会課題ワードなどを発信しています。
その他のカテゴリ
-
「結婚しなきゃ」「都会に住まなきゃ」などの既成概念にとらわれず、「しなきゃ、なんてない。」の発想で自分らしく生きる人々のストーリー。
-
LIFULLが社会課題解決のためにどのような仕組みを創り、取り組んでいるのか。LIFULL社員が語る「しなきゃ、なんてない。」