ミニマリストになる第一歩「断捨離」を始めよう!習慣化のコツ・50代からの終活にもおすすめ
ミニマリストになるためには所有している物の多さに関わりなく、自分にとって必要な物を見極めることが重要です。そのために踏むべきステップは「断捨離」。コロナ禍で耳慣れた言葉ではありますが、その意味やミニマリストとの関係、習慣化するためのコツについては意外に理解していない方も多いかもしれません。
断捨離の始め方とは
「断捨離」とは、そもそもヨガで使われる言葉で、ヨガ指導者・沖正弘の著書『ヨガ総合健康法 上』において断捨離という言葉が登場しています。「断」とは「新たに入ってくる不要な物を断つ」、「捨」とは「今所有している物を捨てる」、「離」とは「物への執着を捨てる」ことを意味します。
※出典:沖正弘『ヨガ総合健康法 上 沖ヨガの考え方と修行法』
断捨離とは単に物を処分する「行為」を指すのではなく、物に対する執着を捨てる「心の在り方」を指します。具体的には以下の5つのステップを踏むことで断捨離を行えます。
- 所有物の把握
最初に自分がどれだけの物を持っているかを把握することから始めます。 - 仕分け
基準を設けて、自分の所有物を仕分けします。「自分の居心地の良さ」を優先するとよいでしょう。「不要」「必要」「保留」に分けますが、無理に「不要」か「必要」かのどちらかに決めなければと自分にプレッシャーをかけないようにしましょう。迷ったら「保留」にして日を改めて仕分けすればよいのです。
- 捨てる
「不要」に分けられた物は処分します。すべて捨てなければならないと考える必要はありません。使ってくれそうな友人にプレゼントしたり、フリマアプリで売ったりするのも一つの方法です。 - 4.収納
今後も使用するものは見やすい位置、取り出しやすい位置に保管します。「保留」にした物はいったんクローゼットや押し入れに収納します。 - 5.見直す
時間が経過すると「必要」「不要」な物は変化します。定期的に1~4のプロセスを繰り返して、所有物を洗練していきましょう。
※参考:ミニマリストの断捨離術。服、本、グッズの断捨離のコツと実体験|暮らし方から物件探し【LIFE LIST】
断捨離を習慣化するポイント

断捨離したいと思ったらやみくもに始めるのではなく、最初は自分にとっての理想の空間、部屋をイメージすることです。たくさん捨てたとしても、その分だけ買ったら断捨離にはならないでしょう。物を捨てることよりも不要な物を買わないことをやめなければ、いつまでたってもミニマリストにはなれません。つまり、物を捨てるにしても、買うにしても、目指すイメージに近づけることが重要です。
断捨離を習慣にする3つの方法
ミニマリストの筆子さんは断捨離を習慣にするために以下の3つの方法を挙げています。
- 捨てる数を決めて、毎日その数だけ捨てる
目標を数値化するとやるべきことがはっきりと分かりますし、達成したかどうかも明確です。そして、何よりも達成感を味わえます。もし、なかなか数値目標を達成できないなら、設定に無理がないかを見直し、修正しましょう。 - 何か購入したら何かを必ず捨てる
購入したら他の何かを捨てなければ物は増える一方です。「1つ買ったら2つ捨てる」などルール化しておきましょう。 - 集中的に捨てる日を決める
毎日の断捨離に加えて、ゴミの日の前日は集中的に捨てる日としましょう。例えば、タイマーで15分~20分をセットして、不用品を一気にかき集めて捨てます。
※参考:これで断捨離習慣が身につく。3つの捨てるプロジェクト 筆子ジャーナル
初心者におすすめの断捨離のコツ

初心者が断捨離を習慣化するにはコツが必要です。ここでは、4つのコツを紹介します。
- 小さくて片付けやすい場所から断捨離を始める
断捨離初心者は家や部屋の劇的な変化を望むため、最初から大がかりな断捨離を試みる傾向があります。しかし、多くの場合、そうするには時間も手間もかかるため、途中で挫折してしまい、断捨離が嫌になってしまうのです。おすすめは財布や鞄の中など小さな空間から断捨離を始めることです。それだけでも十分な効果を実感できるでしょう。モチベーションもアップするため、徐々に収納家具の中身、クローゼット、キッチン、洗面所、仕事部屋などに自然と広げていけるはずです。 - 一度に片付けようとしない
上述した点と共通していますが、一度に片付けようとすると挫折しがちです。断捨離は少しずつ、楽しみながら進めるのが大切です。 - ルールを決めて分類する
家の広さや収納の多さにかかわらず、物を置く場所や数量制限をルール化しておきましょう。定位置を決めることで物を探す時間を節約できますし、物が散乱したり、調味料や日用品、カトラリーなどのキッチン小物を重複して買ったりすることも防げます。 - 捨ててはいけないものをあらかじめリストアップしておく
初心者は「どんどん捨てること」「たくさん捨てること」を断捨離と勘違いしがちです。捨てる「快感」を覚えてしまうと、見境なく捨ててしまう危険性もあります。家族が大事にしている物や、土地や建物の権利証や保険関連の重要書類などはうっかり捨ててしまうことがないようにリストアップし、別の場所に保管しておきましょう。
また、ミニマリストを目指すなら、すでにミニマリストとして生活を楽しんでいる人たちから、暮らしぶりやライフスタイルの豊かさについて学ぶのもモチベーションアップにつながります。
50代からの断捨離は終活も視野に入れて考えよう

株式会社ハルメクホールディングスのハルメク生きかた上手研究所は、2023年に50~79歳の男女2,000人を対象に「終活」に関するアンケートを実施しました。「必要だと思う終活」の中でもっとも多かったのは「家具や家の中の荷物整理・処分」で32.3%でした。
この結果から、必要だと思う終活は、身の回りの整理だと考える人が多いことが分かります。年を重ねれば重ねるほど、長年使ってきた物が古くなったり、子どもが独立する際に物を残していったりと、家の中に不要な物は増えていきます。
誰でも長生きはしたいと願いますが、いつ病気やけがに見舞われるか分かりませんし、年を追うごとにそのリスクは高まってくることを考えると、体力や判断力のある50代のうちから少しずつ断捨離や整理整頓を始めるのがおすすめです。年金や保険関係の証書、契約書など、重要な書類を整理するタイミングとしても50代は適切なタイミングと言えるでしょう。
まとめ

ミニマリストを目指すなら断捨離を習慣化することを目指しましょう。そのためにはまず第一歩を踏み出すことが必要です。そして、第一歩を踏み出すためには、できるだけハードルを低くすることです。自分にとって片付けやすい物や場所から断捨離を始めてみてはいかがでしょうか?
執筆:河合 良成
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