ミニマリストになるためには?【後編】整理整頓や片付けを継続するコツを解説
ミニマリストに憧れて断捨離を始めたものの、なかなか続かず結局諦めてしまったという方は少なくありません。ミニマリストとしてのライフスタイルを自分の日常に定着させるためには、整理整頓や片付けができない理由を分析したり、継続するためのコツを身につけたりすることが大切です。
この記事では下記の4点を解説します。
前編
後編
捨てる・片付けを継続するコツとは

ミニマリストを目指すなら、捨てたり、片付けたりすることを継続するコツを身につける必要があります。もともと片付けが苦手でも、方法を学んで実践することでメリットを実感できるようになれば、習慣化できるはずです。カナダ在住のミニマリスト主婦ブロガー筆子さんがおすすめする片づけのコツをご紹介します。
1.自分がすべきことを忘れないように、リマインダーを用意
リマインダーの目的は何度も目にすることで、絶えず思い出すことです。リマインダーのツールはスマホで設定してもよいですし、「やることリスト」に書き込んだり、メモを冷蔵庫に貼り付けたり、自分が継続しやすいと思う方法を選びましょう。
2.月の終わりにどれぐらい「片付けプロジェクト」が進んだかを振り返る
プロジェクトの振り返りをすることで、片付けに意識を向けられるようになり、自然と生活習慣に落とし込めるようになります。日記などに記録しておくと毎月確認し、振り返ることができるため、モチベーション維持に役立ちます。
3.捨てる習慣に慣れることが大事
不用品を毎日捨てるという小さな成功体験の積み重ねで、無理なく捨てる習慣が身につきます。捨てることが苦手な人でも続けられるよう、1日15分だけ時間を確保して片付けに集中してみましょう。不用品があまりなく、捨てる物が少なければ1日5分間でもOKです。朝起きたらすぐに、寝る前に、お風呂に入る前に、など自分が続けやすい時間帯から気軽に始めてみましょう。
4.処分方法を変えてみる
話題のフリマアプリは処分方法として優れていますが、取引相手との連絡、荷造り、発送作業に時間がかかります。もし、その手間がハードルになっているなら、不用品をそっくりそのまま寄付するのも一つの方法です。
5.家族や親しい友人に協力してもらい、一緒に片付ける
家族や友人と励まし合いながら片付けると作業もはかどります。もし、すぐに手伝ってくれる人がそばにいないようなら、SNSで知り合った仲間と「いつまでに何を片付けるか」を約束するのも良い刺激になるでしょう。
6.片付けを始めた理由を再確認する
片付けを継続することに行き詰まったら、初心を思い出しましょう。自分や生活を変化させたいと思ったから、片付けを始めたのではないでしょうか。「そもそも何のために片付けをしているのか」を思い返すことでモチベーションを高められるでしょう。
※参考:片付けを続けることができない人に贈る、継続する7つの秘訣。筆子ジャーナル
ミニマルな生活で得られるメリット3つ

ミニマリストとして生きていくためには、そのメリットを常に実感していることが大切です。ここでは、ミニマルな生活で得られる3つのメリットについて説明します。
1.余計な選択肢を減らすことで時間的ゆとりが生まれる
例えば、物が多いと自分が本当に必要としている物を探すまでに時間がかかります。しかし、物が最小限度であれば、必要な物を必要な時に手に取ることができ、時間の節約につながり、ストレスを減らせます。
2.無駄遣いがなくなり、生活にゆとりが生まれる
物を買う時は自分が気に入った物、自分の価値観にフィットした物だけを選ぶようにします。そのため、衝動買いが減り、無駄遣いがなくなるため、経済的にもゆとりが生まれます。
3.掃除が楽になる
部屋の中の物、クローゼットの中の服の量が減るため、必然的に掃除が楽になります。
物を捨てる思考に切り替えることで、運気や健康面などさまざまなメリットが享受できるでしょう。生活の質を上げてくれるのがミニマリスト思考だと言えそうです。
ストレスや悩みが減るし、生活の質を上げてくれるのがミニマリスト思考。その理由は『管理の手間が減る』『余白ができて心の余裕につながる』『あえて減らすことでモノへの愛着がわく』『”幸せ”について考える時間が生まれる』などのメリットがあるから。『増やす』より『減らす』思考がおすすめです。
— ゆう │ サウナ✕余白 (@saunayuu) May 28, 2023
まとめ

ミニマリストと片付けや整理整頓は切っても切れない関係にあります。「ミニマリストになりたいけれど、片付けが苦手」という方は、まず自分がなぜ片付けが苦手かを振り返ってみて、片付けのコツを学ぶようにしましょう。片付けの方法もたくさんありますから、上に挙げた例をすべてやろうとするのではなく、一つずつ試してみることが成功の近道です。
執筆:河合 良成
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